安祥寺 長楽寺 一般公開

山科区の安祥寺、寺内自体が非公開の寺院ですが、5月12日まで公開されました。中でも十一面観音様は一般には初公開です。このお寺の、五知如来坐像(国宝)は京都国立博物館に寄託されたのでご覧の方も多いかもしれませんが、この十一面観音様は10年ほど前の大遣唐使展で初お目見え以来の事です。半丈六(2,5m)の立派な観音様で、水瓶を左手にお持ちで、右手は確か施無畏に印だったと思います。金箔は取れて黒光りしていました。長谷寺の観音様の様なお像でした。
また、東寺、観智院の五大虚空蔵菩薩像も一旦はこの寺院に安置された後、観智院に移されています。なかなか由緒ある寺院なのです。醍醐寺のように上寺、下寺にわたる大きな寺院だったようです。今は下寺の一部だけに成ってしまってますが・・・

山科駅の西側の道を北へまっすぐ、琵琶湖疎水を渡ると安祥寺に突き当たります
琵琶湖疎水もなかなか落ち着いた静かな場所で、一度このあたりを歩いてみたくなりました。そういえばこの疎水を当時の船で下る企画があった様な・・・
寺内には本堂、大師堂、地蔵菩薩堂などがあります
内部の写真は無理ですが御朱印を貰ってきました
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この公開が済むとまたしばらく静かになるのでしょう

続いて東山の長楽寺ですからすぐです
この寺は建礼門院の出家した寺として有名ですし、かつては円山公園、現大谷祖廟の一部を含む広大なものでしたが、境内地を大谷祖廟に割愛してから衰退していったようです
本尊は准胝観音様で通常非公開です。天皇が新たに即位される時にのみ公開されます。そこで今回御開帳と言うわけです。通常は前立の観音様のみお詣りする事が出来ます。そのお姿は一面三眼十八臂の観音様です
前立の観音様と秘仏の観音様の違いは足元に龍が2頭いるかいないかがった様な感じです、この観音様は伝教大師最澄が唐の国に渡るときに嵐に合い、嵐平癒を祈願したところ、この観音様が龍に乗って表れて、最澄の衣に飛び移ったところ、たちまち嵐が収まったと言われ、その姿を残したものだと言われています。
平家物語ゆかりの寺と言う事で平家に関する物の展示が多数あります
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この御朱印はしばらく貰えません
円山公園の一番奥、竜馬と中岡慎太郎の像の右奥、大谷祖廟(大谷派)の北側の門の左の所に山門はあります
本尊が立派だとか有名だとか行っても、時代の流れでその寺自体が大きくなったり小さくなったり栄枯盛衰は悟りの世界とは真逆で人間臭さを感じないではいられません